三島 進

MISHIMA SUSUMU

夢は『サード』観光地化!

レザーで福山を盛り上げる

福山の伝統技法で革を染める〞という新たなジャンルの革製品を作り出した三島進。工房も備えた自身の店『サード』を訪れると、天然藍で革を染めた〝藍染レザー〞に出会うことができる。

 

三島が革職人の道へ進んだのは18歳の時。革職人だった父親の元で8年間働き、高い技術力を身につけた。23歳で独立するが、当時は夢なんて必要ないと思っていたという。製品を作り、自分が納得し、人に感動してもらえる、それだけで満足していた。

 

三島の意識を変えたのは、先輩からの「夢ないの? 観光地にするぐらい言えんのか!」という言葉だった。「心にズシンときましたね。すぐに『サード』を観光地にするために何が必要か考えました」。

 

三島は、まず福山を観光地にすることにした。そのためには、あっと目を引く特産品が必要だった。備後絣に使用されている天然藍で革を染められないだろうか?返ってきたのは「無理、無理」「スーパー難しいよ」といった厳しい声だったが、それが三島の心に火を点ける。染色から自社で行い、試行錯誤を重ねた末、2011年に福山の市花・バラをモチーフにした唯一無二の革製品〝福山レザー〞が完成した。

 

今、三島にはたくさんの夢がある。店舗の屋上でカフェを開くこと、世界に向けた〝nippon leather〞を作ること、福山の5個目の伝統産業になること、人間国宝になること…。決して冗談ではない。「夢の力ってすごいんですよ」と目をキラキラ輝かせる。


My Favorite

私のお気に入り

「出来ないとは言わない」をモットーに、革製品の製造から販売、リメイク、修理まで幅広く行う。

デニムのような風合いが楽しめる「福山レザー(藍染)」。手染め独特のムラ感と美しい藍色が特徴。


Profile

自己紹介

生年月日       1980年9月

血液型        A型

現在の住まい     広島県福山市多治米町

出身小学校      川口小学校

出身中学校      城南中学校

出身高等学校     福山商業高等学校

ニックネーム     すーさん

職業         革職人

勤務先        Leather studio Third(レザー スタジオ サード)

利用SNS       facebook

座右の銘       花が美しいかどうかではないのです。花を美しいと思える自分であるかどうかをいつも花に問われているのです